【大学生】機械工学科では何を学ぶか、忙しいか、就職事情は…?



こんにちは、ダイキです。

この記事では僕の経験をもとに工学部の機械工学科について色々と書いていこうと思います。

タイトルにもある通り、以下の3点について解説していこうと思います。

  • 何を学ぶのか
  • 忙しいか
  • 就職事情

進路選びで悩んでいる中学生や高校生はぜひ参考にしてみてください。

大学の機械工学科では何を学ぶか

正直に言うと、大学の機械工学科で何を学ぶかということは大学の公式HPを参照した方が具体的に分かります

なので、現時点で気になる大学があるならば、今すぐその大学のページにアクセスしてみましょう。

そして「シラバス」というのを探してみてください。

中高生には馴染みがないかもしれません。このシラバスとは、大学で開講されている講義の具体的な内容が記されたものです。

例えば、ほとんど全ての機械工学科では「材料力学」という講義があります。この材料力学では、応力やひずみの計算方法や材料が力を受けにくい構造について学んだりすると書かれているはずです。

さらに、授業が全15回あるなら、各回で何を学ぶかが具体的に記されているはずです。

なので、気になっている大学のシラバスを見た方がより具体的に何を学ぶかが分かります。

 

とは言え、それだけで終わってしまうと味気ないので、一般的な話をこの記事に記します。

機械工学では、4力(よんりき)と呼ばれる4つの力学があり、この4つの力学が非常に重要な科目になります。その4力は以下に示すとおりです。

  • 材料力学
  • 機械力学
  • 熱力学
  • 流体力学

1つずつ見ていきましょう。

材料力学

材料力学は先ほども少し説明しましたが、簡単に言うと強度計算をするときに使います。例えば、自転車のペダルありますよね。あれって人が強く踏み込むので、薄かったり細かったりすると折れて危ないわけです。

だから折れないような安全な太さや厚さにする必要があるのですが、じゃあ何mm以下の厚さ・太さだったら折れてしまうのか、何Nまでの力なら耐えられるのか、などを計算するのが材料力学です。

将来、機械メーカーなどの設計開発職で仕事をするなら必ず使う学問です。

略称は「ざいりき」です。

機械力学

機械力学は主に振動を扱う力学です。

機械装置って使っている時に振動することがよくあります。例えば自動車なんてそうですよね。普通に走っているだけなのにちょっと振動します。

その振動によって乗り心地が変わったり、また、デリケートな機械装置なら振動によって少しずつダメージを受けて最終的に壊れてしまうなんてこともあります。

このように、振動は大抵の場合、機械装置にとって嫌な存在なわけです。

その解決のために、機械装置のどこで振動が発生しているのか、どの程度の振動が発生しているのか、どうすれば振動を抑えられるのかなどを数学や物理を使って解き明かすのが機械力学です。

高校物理でやった単振動の単元のもっと難しい版と言えますかね。

略称は「きりき」です。

熱力学

熱力学は高校物理でもやったと思うので、想像しやすいと思います。

理想気体の状態方程式とかやりましたよね。アレです。

さきほど機械力学の説明で自動車を例に出しましたが、熱力学でも自動車がよく例に出ます。エンジンのお話ですね。

自動車に積まれているエンジンって熱効率がそんなによくありません。確か30%くらいだったと思います。

エンジンで発生した熱エネルギーは、音エネルギーや摩擦エネルギーなど不要なエネルギーに変換されてしまい、それによってエネルギーを無駄にロスしてしまうので熱効率が下がってしまうんですね。

このような機械装置の中での熱がどれくらい移動しているか、どれくらいの熱量が発生しているかなどを数学や物理学を駆使して解き明かすのが熱力学です。

略称は「ねつりき」です。

流体力学

最後の流体力学は、中高生ではなかなか聞いたことがないかもしれません。そして難しそうな学問に聞こえてしまうかもしれません。まぁ実際難しいです。

自動車の例が続いているので、ここでも自動車を例に挙げましょう。

普通の乗用車って下の写真のように、フロントガラスの部分が斜めになっていますよね。

これは何故だか分かりますか?

直感的に分かるかもしれませんが、風の抵抗を少なくするためです。

風による抵抗が少なければその分、前に進む力が邪魔されいので、より少ないガソリン消費で多く進めて燃費が良くなります。

流体とは、気体や液体のことを意味しますが、流体力学ではこのような気体や液体の流れについて学ぶ学問です。

流体がある物体に衝突したとき、どれくらいの速さで、どのような形状で、どの角度で衝突したら、その流体がどのような運動をするか、というのを数学や物理学を駆使して学ぶのが流体力学です。




機械工学科の大学生の忙しさ スケジュール公開

次は、一般的な機械工学科の大学生の忙しさについて説明していきます。

実際機械科の人は1日どんなことをしているのか気になる人も多いと思います。

忙しいってよく聞くけど、実際いつも何してるんだろう」って思いますよね。

というわけで、僕が3年生の時の後期の時間割を紹介したいと思います。

1限 熱力学 ゼミ
2限 科学技術 システム工学 英語
3限 実験 政治学
4限 実験 デジタル工学 応用数学
5限 倫理学
6限 情報技術

これは3年生の後期の時間割です。

理系にしては授業数が少し少ないかもしれません。

赤字の科目は教養科目です。教養科目とは、学部学科関係なく大学生として身に付けるべき教養を複数の科目から自由に選択する科目です。僕は当時、上にあるような科目を取りましたが、他にも哲学、経済学、文学、心理学、自然科学など色々あります。大学によって全然違うので、履修要覧もしくはシラバスを確認してみてください。

青字の科目は関連科目と言って、必修ではないけどその学科と無関係ではない・関連している科目のことです。多くの場合、卒業に必要な単位数に換算できます。

しかしこれも大学によって「関連科目」名前が違ったり、そもそもそういう科目がなかったりします。(必修科目と教養科目だけとか)気になる大学でどんな科目群があるかは必ず確認しておきましょう。

 

忙しさの話に戻りますが、3年後期は土曜日がありました。高校ではないと思いますが、大学では意外とあったりします。それも工学部などの理系に多いです。応用数学は必修科目ではないので取らないこともできましたが、英語は必修科目だったので、どのみち土曜日は毎週学校に行っていました。面倒でした。

 

金曜1限のゼミと言うのは、卒業研究をやる前のガイダンス的な科目です。文系だったら5人~8人くらいのグループであるテーマを決めて、それについて毎週議論する、という感じですかね。文系のことは詳しく知らないので違っていたらすいません。

理系では4年生になると卒業研究というのがありますが(卒業研究について詳しい内容が知りたい方はこちらの記事をご参照ください)、いきなり4年生になって研究を始める前に、その研究室で研究していことを3年後期の時点で予習しておこうという感じの科目です。

僕が通っている大学ではこんな感じですが、他の大学では違うかもしれません。

 

そして忘れてはいけないのが月曜日の実験科目

これは大抵の理系の学科には必修科目としてあると思います。内容は学科や大学によって大きく異なりますが、僕の学科の場合は機械工学絡みの実験でした。

例えば、ある金属の棒の両端を専用の機械で引っ張って、何Nの力を加えたら破壊するかを調べる引張試験というのをやりました。

実験をやったら必ずレポートを書いて翌週提出します。このレポートが地獄で、提出しても結果や考察におかした点があると再提出という形になります。

大体金土日に必死に進めてなんとか月曜日に間に合わせる感じでした。人によっては何度も何度も提出するので本当に地獄です。理系の大学生が忙しい理由の大半はこの実験レポートでしょう。

 

ここでは3年の時間割を例に出しましたが、個人的には2年生が一番授業が多くて大変でした。

卒業研究がある4年生が一番大変で辛い学年ですが、授業が多いのは2年生です。

1年生も授業は多いですが、内容は簡単なのでそこまで大変でもないです。

2年生では授業が増え、難易度が上がり、3年生では難易度は上がるものの授業数は減るので少し楽になる。という感じです。

機械工学科の就職事情 就活楽勝?

最後に機械工学科の就職事情について説明していきます。

結論から言うと、就活は比較的楽だと思います。というのも、日本はものづくりの国なので、メーカーが多いです。メーカーにも色々ありますが、中でも機械装置を開発・製造しているメーカーが多く、そういう企業はやっぱり機械工学を学んできた学生を欲しているわけです。

つまり、機械科の学生は企業から求められているということです。文系だったらそういうのはないと思います。法律学科卒の人が欲しいとか、経済学科卒の人が欲しいとか、見たことないです。

 

あと教授推薦というのもあります。

自分が所属している研究室の教授が企業に推薦してくれるというものです。推薦で企業を受ければ内定をもらえる確率も高いので本当に就活イージーです。文系ではなかなかないと思います。

 

ただし、気を付けなければいけないこともあります。

大学卒の人と大学院卒の人とではほとんどの場合、職種が違うということです。

職種が違うというのは、仕事の内容が違うということを意味しています。

例えば、大学卒の人は生産技術の職種に就くことが多く、大学院卒の人は設計開発の職種に就くことが多いです。

この2つの職種について簡単に解説してみます。

生産技術職

生産技術とは簡単に言うと、より効率的に製品を生産するにはどうすればいいかを考えることです。

例えば、自動車って多くの部品からできていますよね。このとき、1台作り終わったら次の自動車を作る、という流れで作っていたら効率が悪いです。1台作っている最中にも次の自動車を作り始めた方が、全ての自動車を作るまで短い時間で済みますよね。

このように、製品を効率的に生産する方法を考えるのが生産技術です。

 

余談ですが、より高品質な製品を作る取り組みもあります。

100個の製品を作ると30個の不良品ができてしまうとき、100個の製品を作って出る不良品の数が10個になればこれも効率が良くなっていますよね。不良品は製品として売り出せないから不良品がたくさん生産されたら困ります。

このように、どうすれば不良品が出にくくなるかを考えたりもします。

設計開発職

設計開発職は、読んで字のごとく、製品の設計と開発をする仕事です。

例えば、自動車の新しいエンジンを自分で作るというような仕事です。

これまで学んできた機械工学の知識を生かして、まだ世の中にない新し製品を創り出す仕事です。

多くの理系学生はこの設計開発職に就きたいと思っていますが、大学卒の人は先ほどの生産技術職に配属され、工場で働く場合が多いのです。(設計開発職はオフィスでパソコンをカチカチしながら仕事します)

 

設計開発職に就きたいなら、大学院に進学して修士号を取ることをオススメします。日本はまだまだ学歴社会なので大学院の方が有利だったりします。

ちなみに、大学で好成績を収めていれば、大学院の筆記試験が免除になって試験が面接のみになる場合があります。僕はこの制度で面接のみで大学院に進学しました。

大学によってこの制度の緩さが違いますが、僕が通っていた大学はそんなにレベルが高くないのでわりと簡単にこの制度の恩恵を受けられました。

ぜひ検討してみてはどうでしょうか。

ちなみに大学院の面接試験についてはこちらの記事でまとめていますので、参考までにどうぞ。




まとめ

  • 機械工学では4力を中心として学ぶ
  • 2年生や3年生は実験レポートで忙しい
  • 就職は強いけど、設計開発職に就きたいなら大学院かな

いかがでしょうか。

少し記事が長くなってしまいましたが、未知の世界の謎が少しでも解けていれば幸いです。

理系に興味を持っていて、機械工学科も視野に入れているならぜひオススメです。

入って損はないと思います。

ただし、数学や物理学を多く使うので、数学や物理にアレルギーがある人はキツイかもしれません。その場合、機械工学科というか工学部自体が合ってないと思います。

でも得意である必要はないので、受験勉強を頑張っていれば大丈夫です。

大学生になって数学や物理を使っているうちに結構慣れますよ。

ではまた。




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