こんにちは、ダイキです。
もうすぐ院試を控えているあなた。
面接ってどんなことを聞かれるのか、どんな対策をすればいいのか、どんな流れで行われるのか…。
色々気になりますよね。
僕も以前院試を経験し、面接もしました。
あなたと同じように面接での質問内容や対策などをネットで調べてみましたが、当時はなかなか有益な情報を得られませんでした…。
結局自分なりに対策して無事合格できましたが、同じように悩む人が多いと思うので、自分の経験を基に大学院入試の面接(口述試験)のポイントや対策を紹介します。
僕は工学部の機械工学科でした。
つまり理系です。
なのでこの記事では、あくまで理系の大学院入試面接について解説していきます。文系の方はあんまり参考にならないかもしれません。
さらに、大学院や分野によっても面接内容は異なるので、理系の方もあくまで参考程度にお願いします。
目次
院試の概要

面接(口述試験)は大学院入試において、ほとんどの大学院で採用されています。
筆記試験では単純な学力を見て、口述試験では研究内容や進学理由などについて直接聞くものです。
学科ごとに試験を行い、学生1人に対して、教授陣4~5人で面接を行います。(准教授も含む)
先述の通り、大学院によって試験のやり方は異なりますが、この記事では僕の経験をもとに説明していきます。多少の違いはあると思うので、あくまで参考程度にお願いします。
時間は5分~20分程度。
人によって差があるようです。
僕の場合は5分でした。
同じ試験を受けた同じ研究室の友達は10分だったり15分だったり色々違うようです。
院試当日の流れ

僕の場合、面接開始時間は13時でした。
20分前には指定の控室に集まるようアナウンスされていて、20分前ギリギリに行ったら既に試験を控えた学生が多くいました。
控室は小さくてほぼ満員状態。控室は学部別で用意されていました。
それから試験開始10分前に係の人から試験についての説明を受け、出欠確認がありました。
時間になると受験番号順に呼び出され、別室へ移動。
最初の人と2番目の人は案内されるままに退室。最初の人はそのまま面接し、2番目の人は面接を行う部屋の前のイスで待機。
前の人が出てきたら係の人に一瞬待つよう伝えられ、ノックして入れと促されます。
ノックして部屋に入ると教授陣が4人いました。
司会のように話を進めていく先生が1人、普通に質問をする先生が3人。ちなみに僕の場合たまたま僕の指導教官もいました。
でもルールで決まっているのか、指導教官は一切質問せず、ただ黙って見ているだけでした。
面接が終了したら退室して終了。研究室へ戻って一緒に受けていた友達と雑談してから帰りました。
面接の質問内容

僕が受けた質問と、友達から聞いた質問を書いていきます。
- 大学院への進学を考え始めた時期
- 志望理由
- 研究内容
- 進学に向けて今勉強していること
- 自分の研究のオリジナリティ
- 他の方法
以下順に説明していきます。
大学院への進学を考え始めた時期
席について最初に聞かれた質問がこれです。
僕は学部3年の頃に進学を考え始めたのでそう答えました。
進学を考え始めた時期やきっかけについて、先生から聞かれます。
最初の質問は志望動機だと思っていたので少しビックリしましたが、特に難しい質問でもないと思います。
志望理由
上の質問の流れで志望理由も聞かれました。
「なぜ大学院へ進学したいのか?」
これは必ず聞かれると思うので、返答を考えておいた方がいいですね。
僕も用意していました。
「学部4年生の卒業研究1年間では研究経験として不十分であり、大学院でプラス2年間学ぶことでエンジニアとして成長したいから。」
なんか優等生みたいな言葉ですが、こういう場では多少飾ってもいいと思います。本番でうろたえないように皆さんも用意しておきましょう。
研究内容
ちょっと厳しい感じの先生から研究内容を説明してくれと言われ、研究背景から説明しました。
ちょうど前月の下旬に中間審査で発表したようなことをかみ砕いて説明しました。
中間審査に向けて発表練習もしていたので、スラスラ説明できたと思います。
とは言え、当時の僕は一言では説明できずにベラベラ喋っていたら、「簡潔に」と言われました笑。
研究内容の説明も志望理由に次いで必ず聞かれることだと思うので、皆さんも準備しておきましょう。
僕のように、事前に中間審査が終わっていれば結構楽に答えられると思います。
進学に向けて今勉強していること
僕は英語を勉強していると答えました。
実際、英語を勉強していたので都合が良かったです。
筆記試験が免除になり、中間審査も終わってわりと一段落ついたところだったので正直ガッツリ勉強していることはありませんでしたが、英語を勉強していて良かったです。
あなたも何か勉強しているといいかもしれませんね。
自分の研究のオリジナリティ
この質問は僕はうまく答えられた自信があります。
友達も同じ質問をされたらしいですが、うまく答えられなかったと言っていました。
僕は中間審査の発表に向けて、自分の研究のオリジナリティを直属の院生の先輩に教えてもらっていたので難を逃れました。
これがなかったら面接でうろたえていたと思います。
自分の研究のオリジナリティって根本的な話ですが、とても大事なことだと思います。
今一度、人に説明できるように、自分の研究について考えてみるといいと思います。
他の方法
研究内容について話すと、こんな質問が飛んできました。
「他に方法はないの?」
僕の研究目的はざっくり言えば「さらなる高精度加工の実現」です。
「これを実現するために、僕の研究ではこういうことをやっています。」と言うと、「他の方法はないの?他の方法ではダメなの?」
難しい質問だと思いますが、これも中間審査の時に用意していたのでそのまま答えました。
やはり直属の院生の先輩に教えてもらったことです。先輩偉大ですね。
でもやっぱり、研究をするうえで大事なことだと思います。
他に方法があるならそっちでやらない理由があるはずだし、自分の研究に意味があるはずです。
服装や対策
服装

服装はスーツです。
大学院によっては指定されるかもしれませんが、たとえ指定されなくてもスーツで行くのがマナーでしょう。
僕もスーツで行きましたし、控室にいた他の人もみんなスーツでした。
ただ、1人だけ私服で来ている人もいました。
過去に私服で来て受かっている人もいるそうです。スーツじゃないからと言って減点することはないそうですが、やはりスーツで行くのがいいと思います。
もしスーツを持っていなければ買いに行きましょう。
面接対策

志望理由や研究内容はほぼ必ず聞かれると思うので、返答を用意しておきましょう。
それから、自分の研究について今一度よく考えてみるのがいいと思います。
何のために研究しているのか、似た研究はないのか、他の方法はないのか…。
研究には1つ1つ意味があるはずです。
面接対策のために考えるといいと思いますし、これから研究を進めるにあたって、非常に重要なことだと思います。
まとめ
- 時間は5分~20分
- 志望理由と研究内容は返答を用意しておく
- スーツで行く
- 自分の研究について、今一度よく考えてみることが大事
いかがでしょうか。
大学院試験は筆記試験がメインだと思うので、面接はそれほど重要ではないかもしれません。
でもしっかり対策していくとちゃんと答えられるので、できる限りの準備はしていきましょう。
質問に対する返答を用意するのもそうですが、スーツをクリーニングに出しておくとか、ネクタイの結び方を復習しておくこともそうです。
忙しくてお店に持っていく時間がない人や持っていくのが面倒な人は、宅配クリーニングのサービスを利用するのもいいと思います。
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皆さんの参考になれば幸いです。
ではまた。
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