こんにちは、ダイキです。
進撃の巨人110話「偽り者」が公開されました。
今回の話は単行本27巻の最後に収録されます。単行本のラストの話はいつも強烈な「引き」を残して終わりますよね。その分期待が高まります。
では今回もネタバレしながら、少しだけ考察もしていきたいと思います。
目次
ネタバレ
ざっくりとあらすじを見ていきます。
- ジークとリヴァイの対談
- ピクシスとイェレナの対談
- ハンジとオニャンコポンの対談
- ザックレーとアルミン、ミカサの対談
- エレン、脱走
- ピーク潜入
今回は対談が多いですね。長いのでセリフ1つ1つは載せずにざっくりと重要な内容をピックアップして書いていきます。
1つずつ見ていきましょう。
ジークとリヴァイの対談
冒頭はジークらがラガコ村を襲った時の回想から始まりました。
ジークの脊髄液を含んだガスをラガコ村に向けて広範囲に広げることで、村人全員の体内にジークの脊髄液が入ったらしい。
この脊髄液が少しでも体内に入ると身体が硬直し、意識を失う。そして巨人の力の送り先となる座標が刻み込まれ、後はジークが命令を下すだけで「道」を通じて巨人の力が座標に送り込まれる。つまり、叫べば巨人化するということです。
この巨人は獣の巨人を通じてジークと繋がっているので、操ることができます。

ジークには寿命が迫っているので早くエレンと実験をしたいところですが、リヴァイも焦っているようです。
ピクシスとイェレナの対談
場面は変わってイェレナとピクシスの対談へ。
イェレナは秘密裏にエレンと会っていたことを認める。
進撃の巨人の世界では、今まさに大変革時代です。時代が変わる瞬間に立ち会っています。イェレナもその1人として革命者のエレンに近づきたかった。個人的な好奇心でエレンに会った。マーレに潜入するように助言してないし、ジークの望むような結果に誘導したわけでもない。エレンも焦っていたから話は早く進んだだけ。
他の義勇兵には黙って1人で行動したとのこと。
つまりイェレナはエレンを洗脳したわけでもなく、ジークから指示を受けていたわけでもなかった、ただエレンに自分を知ってほしかっただけ、と。本人はそう言っています。
でもピクシスは彼女の話の全てを信じているわけではないようです。
「上手い嘘のつき方を知っとるか? 時折り事実を交ぜて喋ることじゃ」
ピクシスにこんなセリフが与えられたということはつまり、「イェレナは事実を交ぜながら巧みに重大な嘘をついています」ということを作者から読者にアピールしているわけです。
やはりジークの指示通りエレンをうまく誘導したんでしょうね。

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ハンジとオニャンコポンの対談
場面は変わって、同じ義勇兵であるオニャンコポンがハンジと2人で話している場面へ。
義勇兵の助けを借りながら鉄道を作ったり貿易に手を出したり、この3年間必至にエルディアに尽くしてきたのに今になって疑われて調査兵団に対して失望しているオニャンコポン。
誰がエレンをマーレ潜入にそそのかしたのか。

イェレナがエレンと密会したことについてはオニャンコポンは知らなかった様子。
イェレナは義勇兵を組織し、ジークの「秘策」を持ってマーレの中から反マーレ派を集めた。疑心暗鬼の中、ジーク派を疑う人間は容赦なく殺してきた。この殺された人間はマーレ人です。マーレ人に容赦のない態度。
とは言え、島ではマーレ人を守るようなこともしていました。
マーレ人を捕虜にして極力殺さないようにし、その捕虜に仕事をさせたりしてある程度の自由を与えている。料理人のニコロがその代表と言えます。彼はマーレ人ですが、仕事をしてある程度自由に暮らしています。
兵政権に反発してまでマーレ兵の人権を譲らなかった。
ここでハンジが違和感に気づく。
怪しいマーレ兵は容赦なく殺してきたのに、なぜ島ではマーレ兵を助けるようなマネをしているのか
これは重大な伏線ですね。
ハンジはシロと分かったオニャンコポンを連れてどこかへ行きます。
ザックレーとアルミン、ミカサの対談
アルミンがミカサと一緒にザックレーと対談しました。
エレンと3人で話し合いたいという件で呼ばれましたが、結果はNG。
理由は、兵団がエレンはジークに洗脳されていると判断したから。
エレンは始祖の巨人の力を身に宿していますが、エレン自身はただの器です。扱いにくい器だから別の器に変えよう、つまり、エレンから別の人間に継承させようと考えているわけです。
だから今更幼馴染と話し合ったところで意味ないという判断。
追い出されるようにして話し合いは終わり、入れ替わりで憲兵3人がザックレーの部屋へ。
そしてザックレーの部屋が爆破。
ミカサとアルミンは無事でしたが、ザックレーを含み、部屋にいた4人は死亡。

ザックレーの保持している「変態イス」に爆弾が仕掛けられていたと判明。そのイスはエレン派の調査兵団の新兵が仕掛けたものでした。つまり、フロック率いるエレン派による仕業。
内紛の始まりですね。
エレン、脱走
ザックレーの部屋が爆破されて主要メンバーが会議をしている中、速報が飛び込む。
「エレン・イェーガーが地下牢から脱走しました!! 巨人の力を発動させ一瞬に穴を穿ち、そこから逃走した後、穴を塞ぎ追跡から逃れました!!」

だいぶ精悍な顔つきになっていますね。
脱走したエレンはエレン派と合流。
フロックらが出迎えます。エレン派はすでに大人数で組織され、兵団内にも多くスパイが紛れている模様。
ただあくまでエレンの目的はジークの居場所を特定することらしいです。つまり早く実験をしたいということですね。
兵政権がダラダラしているからさっさと地ならしの実験をして事を進めたいように思えます。
ピーク潜入
混乱が渦巻く中、最後のコマにマーレの戦士が描写されました。

ハンジ、オニャンコポン、ミカサ、アルミンが乗っている馬車が通り過ぎた道で新聞に目を通すピーク。
例の如く、どうやって侵入したのか、いつ侵入したのか、さっぱり分かりません。
潜入しているのはピークだけなのか、ライナーやポルコもいるのか…何も分からない強烈な「引き」。
考察ポイント
今回は単行本27巻の最後の話ということで、強烈な引きを残して終わりました。
気になる点もいくつかありました。
- イェレナの真意
- パラディ島勢力の内紛
- マーレ勢力の侵攻
面白くなってきましたね。
イェレナはどんな目的を持って誰のための動いているのでしょうか。
エレン派による本格的な動きによって内紛が始まりました。
そしてついにマーレ勢力の侵攻も始まりました。
これらのポイントについては、また改めて記事を書きたいと思います。
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まとめ
- イェレナは重大な嘘をついている
- ザックレー暗殺による内紛の始まり
- エレン脱走
- エレンの目的はジークと早く実験すること
- マーレ勢力の侵攻(ピークは壁内に侵入済)
いかがでしょうか。
久々にアツい展開だったと思います。
前回はファルコとガビの話がメインだったので、その続きが来ると思っていましたが違いました。
でも彼らも多分ジークを探しているので、近いうちにガビはエレンと対面するでしょうね。
ガビ、ファルコ、エレン、ジークが一堂に会うというのはとても面白いことになりそうです。
そしてマーレ勢力の侵攻も思ったより早いので、またライナーとエレンも会うでしょう。
エレンは相変わらず忙しそうです。
ではまた。
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