こんにちは、ダイキです。
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編第1巻がついに2020年1月24日に発売されました。
綾小路たちが2年生に進級したということで、新章の開幕ですね。
堀北学たち元3年生は卒業し、新たに1年生が入学してきました。
月城の言葉を信じるなら、新入生の中にホワイトルームからの刺客が1人潜入しているそうです。
刺客が誰なのか、綾小路は無事に特別試験を乗り切れるのか、堀北との勝負の結果はどうなったか…。
よう実2年生編1巻(12巻)のネタバレとそれに対する個人的な感想を書いていきます。
11.5巻のネタバレ感想記事はこちら。
2巻のネタバレ感想記事はこちら
目次
よう実2年生編1巻(12巻)ネタバレ

今回の話のネタバレを大まかに書いていきますので、ネタバレしたくない方はページを離れることを推奨します。
ネタバレの項目は以下の通りです。
- OAAの導入と4月時点でのクラスポイント
- 特別試験の内容
- 坂柳の戦略
- 一之瀬の戦略
- 龍園の戦略
- 堀北の戦略
- 宝仙の戦略
- 綾小路vs宝仙
- 試験結果と5月時点でのクラスポイント
多いですが、1つずつ見ていきましょう。
OAAの導入と4月時点でのクラスポイント
2年生編4月からOAA(Over All Ability)というシステムが導入されました。これは、全校生徒の能力が数値化されて学内に公開されるシステムで、同学年の生徒はもちろん、先輩や後輩の顔や能力が全てアプリで確認できるというシステムです。
生徒会長である3年Aクラスの南雲が発案し、実装に至ったとか。
ちなみに能力とは4つの項目で評価されています。
学力、身体能力、機転思考力、社会貢献性です。これらの項目を総合して総合力なるものも算出されます。
例として2年Dクラスの須藤のOAAを見てみましょう。
学力 E+(20)
身体能力 A+(96)
機転思考力 D+(40)
社会貢献性 E+(19)
総合力 C(47)
このような感じで、アルファベットの評価と数字の評価があります。
なかなか面白いシステムですよね。須藤は学力と社会貢献性がかなり低いですが、身体能力がずば抜けて高いので総合力ではCの評価です。総合力の計算方法は明記されていますが、ここでは割愛します。
気になる方はようこそ実力至上主義の教室へ2年生編1巻をご覧ください。
このOAAですが、毎月更新されます。
なので、定期試験で良い結果を残せば学力E+の須藤でもCとかBの評価を貰える可能性があるということです。
しかし、過去の記録も残ることには注意です。
そして、2年生編4月時点での2年生の各クラスのクラスポイントは次の通りです。
- 坂柳率いるAクラス:1119
- 一之瀬率いるBクラス:542
- 龍園率いるCクラス:540
- 堀北率いるDクラス:275
Aクラスのポイントが圧倒的ですね。2位以下を大きく引き離しています。
さらに、BクラスとCクラスのポイント差が2ポイントだけなので、かなりの接戦です。
そして綾小路がいるDクラスは275ポイントと他クラスと比べてかなり低いポイントですね。しかし、1年生編5月時点で一度0ポイントまで下がっているので、そこからの巻き返しはすごいです。
実際、Dクラスは1年生編での1年間で最もクラスポイントを稼いだクラスです。ポテンシャルはかなり秘めていますね。綾小路はこれから本気を出すようですし、僕の大好きな高円寺もいつか実力を発揮してくれるようになればかなり強いクラスになりそうです。
特別試験の内容
さて、では今回の特別試験の概要について説明しましょう。
今回の特別試験は、1年生と2年生がペアを組み、筆記試験に挑むという試験です。
2週間の間にペアを組み、試験に臨みます。
1科目100点満点で5科目実施。クラス単位と個人単位の勝敗がある。
クラス単位では、クラス全員の点数とパートナー全員の点数から平均点を算出し、高い順に50、30、10、0ポイントのクラスポイントを得る。
個人単位では、パートナーとの合計点で競い、上位5組のペアに各10万プライベートポイント、上位3割のペアに各1万プライベートポイントを支給。合計点が500点以下の場合、2年生は退学、1年生は3か月間のプライベートポイントの支給停止。ただし、意図的に点数を下げるなどして点数を操作した場合は学年に関係なく退学。
なお、期間内にペアを組めなかったら適当にペアが決まるが、ペナルティとしてペアの総合点から5%のマイナスを受けます。
ざっとこんな感じですね。
2年生は退学のリスクがあるのに1年生にはないので、圧倒的に2年生の方が不利な試験になっています。
必然的に1年生が優位な立場にいて、特にOAAで学力が高いと評価されている1年生の価値が高くなります。
2年生は退学にならないように学力の高い1年生とペアを組みたいところですが、1年生は自分の価値を利用してプライベートポイントを巻き上げたいと思っているでしょうね。
そして今回、堀北と綾小路はこの筆記試験で勝負することになっています。
前回の11.5巻で約束した勝負ですね。
科目は数学です。(試験直前に堀北が決めました)
綾小路が勝てば、堀北は生徒会に入る。堀北が勝てば、綾小路は今後実力を出し惜しみせず全力を出す。
こういう内容で勝負することになりました。
単純な学力勝負なので、何かしらアクシデントでも起きない限り綾小路が勝つでしょうね。
堀北含め、クラスメイトたちの反応が楽しみです。
また、今回の特別試験は綾小路からしてみればかなり難易度の高い試験と言えます。
綾小路の学力なら恐らく500点満点を取れますが、肝心のペアが0点だった場合は退学になってしまいます。
ホワイトルーム生が綾小路とペアを組むことができれば一発で綾小路の退学が決まります。そのまま2人でホワイトルームに帰るだけですね。
この難しい試験をクリアできるのか、ホワイトルームからの刺客を見極められるのか、綾小路の真価が問われそうな試験です。
坂柳の戦略
そんな試験に対して坂柳は、Aクラスとしてのブランド力と豊富な資金力で優秀な1年生を誘い込みます。基本的には学力が高い生徒をプライベートポイントで買うという戦略ですが、学力が低くても身体能力や機転思考力など、他の項目で秀でるところがあれば、そういう生徒も買います。
この学校では学力以外にも重要な能力が試されますからね。まさに実力至上主義です。
そんな先の未来を見据えて、坂柳はAクラスにしかできない戦略を弄しています。
一之瀬の戦略
一方で一之瀬はプライベートポイントで1年生を買うということはしません。1年生編のクラス内投票でクラスメイトを救うために大量のプライベートポイントを使ってしまったので、やりたくてもできないですね。
そんな一之瀬は、試験開始早々、体育館にて1年生と2年生の交流会を開きました。
1年生からしてみれば入学早々にしていきなり始まった特別試験ですからね。友達も少ないでしょうし、不安な気持ちもありますよね。学力に自信がない生徒なら尚更です。
そんな1年生の気持ちを知ってか知らずか、一之瀬は1年生の信頼を得るという戦略を実践しています。
今回の試験ではクラス単位でも個人単位でも上位は狙わず、クラスメイトが退学にならないこと、学力に自信がない1年生を救うこと、多くの1年生から信頼を得ることを目標にしているようですね。
坂柳や龍園にはできない戦略と言えます。
龍園の戦略
1年生編の選抜種目試験で見事な復活を果たした龍園は坂柳と似たような戦略を考えていました。
プライベートポイントで優秀な1年生を集める坂柳に対して、龍園は、Aクラスが声をかけている1年生に同じように声をかけ、こちらも同じようにプライベートポイントで誘い込みます。
また、学力は高くないけど身体能力など他の項目で秀でる生徒に対しても龍園はAクラスの後を追うように声をかけ、プライベートポイントをチラつかせます。
一見、坂柳とマネーゲームをしているように見えますね。しかし、さすがの龍園でもAクラスに資金力では勝てません。
では龍園の狙いは何なのか。
坂柳は「龍園は今回の試験で総合1位を狙っている」と思っているだろうが、それは違うと龍園は言います。
龍園の狙いは、坂柳よりも龍園の方が頭のキレるやつだと直感的に分かっている1年生がどれくらいいるのかを調べること。金で動く1年生を協力させるには金を積めばいいが、そうでない1年生は他の手段で動かすしかない。そういう1年生を今回の特別試験で調べ、味方につけるという戦略です。
坂柳とマネーゲームをしているというのはブラフで、その実、龍園もしっかり先を見据えて将来有望な1年生を味方につけようとしていました。
堀北の戦略
他クラスに遅れをとった堀北らDクラス。堀北は実は一之瀬と似たような戦略を考えていたようです。
資金力もブランドもないDクラスなので、今後の将来を見据えての信頼で1年生と協力関係を結ぶ戦略。
しかし先に一之瀬が動いたことでDクラスとしては何もできません。信頼勝負では堀北は一之瀬には到底勝てないですからね。
そんな堀北は、とりあえず須藤ら学力E付近の危険ゾーンにいる生徒たちを助けるために学力が高い1年生を探すというありきたりな戦略を打つことに。
堀北は今回、3つの目標を掲げていました。
- クラスから退学者を出さないこと
- マネーゲームに参加しないこと
- 総合で3位以上を狙うこと
ネタバレすると、堀北は今回の試験で見事にこの3つの目標を全て達成することができました。
宝仙の戦略
ここでとっておきのネタバレ投下します。
今回、1年生のごく一部の生徒には裏の特別試験が実施されていました。
それは、「綾小路清隆を退学させた生徒に2000万プライベートポイントを支給する」というものです。
現状、それを知らされていると判明しているのは宝仙、七瀬、天沢です。
恐らくCクラスの生徒にも伝わっていると思いますが、今回は登場しませんでした。
宝仙は七瀬と天沢と手を組み、綾小路を退学させる戦略を考えました。
宝仙らの戦略は、堀北と綾小路を人目につかないところに連れ出し、宝仙の圧倒的な暴力で堀北をボコボコにし、ナイフで宝仙自ら自分の足に刺して綾小路に刺されたとして、綾小路を退学にさせる、というものです。
この文章を見ただけでは意味不明で不気味な戦略かもしれませんが、綾小路も最後の方まで気づけないくらい巧妙な戦略でした。(情報の格差があったから気づきにくいのも当たり前ですが)
今回の試験、ペアが決まらないことで発生するペナルティの5%は、退学のリスクがある2年生にとってはとても大きなものです。1年生にも5%のペナルティは発生しますが、退学のリスクはないのでやはり1年生が有利。
それを最初から分かっていた宝仙はクラスメイトにペアを組ませず、2年Dクラスを焦らせました。ただし、50万プライベートポイントを用意できるならペアを組んでもいいというルールを課していました。綾小路を退学させたら貰える2000万をクラスの人数40人で割ると50万なので、ちゃんと元を取れる額を設定していたわけですね。
宝仙は強気に堀北に対してプライベートポイントを要求しますが、堀北はあくまで対等な協力関係を望んでいたため交渉は決裂。
結局5%のペナルティを受けるかと思いきや、宝仙は堀北に再度交渉。
人目につかないところで話したいと言い、1年生の寮の裏手へ。
そこでも宝仙は強気にプライベートポイントを要求。呆れた堀北だったが、ここで宝仙が武力行使に走りました。
その場には須藤もいたので、堀北を守りながら須藤vs宝仙のケンカが始まりましたが、宝仙の圧倒的な力の前に須藤はやられます。
次に堀北が立ち向かうも、あっけなく敗北。
綾小路vs宝仙
そんな様子をずっと見ながら宝仙の戦略を考察する綾小路。
宝仙は隠し持っていたナイフを取り出し、綾小路を刺そうとする。
そこで七瀬が止めに入りますが、あっけなく宝仙に平手打ちでKO。
そこで綾小路はついに「答え」に辿り着きました。
握ったナイフを大きく振りかぶる宝仙に対して、綾小路は駆け寄って距離を詰める。
綾小路は、自分の左手の手のひらを突き刺すようにして宝仙のナイフを受け止める。
自分の足に刺して綾小路を退学させようとしていましたが、全て看破されて宝仙は敗北しました。
宝仙早くも退学かと思いきや、綾小路は龍園にしたように、救いの手を差し伸べる。
綾小路は、宝仙を退学させない代わりに条件を2つ提示しました。
- 堀北と対等な協力関係を結ぶこと
- 今回の試験で綾小路とペアを組むこと
宝仙にとっては、断れば退学になってしまうので選択肢は他にありませんでした。
そんなこんなで結局綾小路は退学の危機を逃れ、今回もチートっぷりの活躍をしました。
試験結果と5月時点でのクラスポイント
ネタバレの最後として、試験の結果を示します。
- 1位 Aクラス:平均725点
- 2位 Cクラス:平均673点
- 3位 Dクラス:平均640点
- 4位 Bクラス:平均621点
Bクラスはビリの成績でしたが、1年生と対等な協力関係を結ぶことで大きな信頼を得ました。これが今後活きてきそうですね。
試験後5月の各クラスのクラスポイントは以下の通りです。
- 坂柳率いるAクラス:1169
- 龍園率いるBクラス:565
- 一之瀬率いるCクラス:539
- 堀北率いるDクラス:283
龍園が総合2位に入り、一之瀬がビリだたことでBクラスとCクラスが入れ替わりましたね。
龍園らのクラスは一度Dクラスに落ちたことがあるので、この追い上げはさすが龍園といった感じです。今回の試験は一之瀬も上位を狙っていたわけではないので真っ向勝負ではありませんが、それでもクラスが変わるというのは大きな変化を感じさせますね。
ちなみに、Aクラス以外は今回の特別試験でプラスされたクラスポイントを差し引いて、4月時点から少しだけポイントが減っていますが、これは日々の生活態度によるわずかな減点だと思います。
Aクラスはみんな模範的な生活態度なんですかね。1ポイントも減っていないのがさすがです。
また、堀北と綾小路の勝負は当然綾小路が勝ちました。
綾小路100点、堀北87点という結果に終わりましたが、今回の試験では高校1年生の内容以上のかなり難しい問題が出題されました。
堀北や幸村などの学力に自信がある生徒でも最高で90点しか取れません。
事実、学年でも100点満点を取ったのは綾小路の数学以外にはありませんでした。
1年生の主要キャラクター

今回の2年生編第1巻(12巻)では、多くの1年生が登場しました。
たくさん出番があったキャラもいればモブ的な存在だったキャラもいますが、今後主要キャラクターとなりうるキャラクターを紹介したいと思います。
- 七瀬翼
- 宝仙和臣
- 八神拓也
- 天沢一夏
- 椿桜子
- 宇都宮陸
上記のキャラクターについて1人ずつ見ていきましょう。
七瀬翼

1年Dクラスの生徒。宝仙を恐れず、今回の試験では宝仙と共に綾小路を退学させるために尽力しました。
暴力に屈しないという強い信念を持っている。おそらく暴力絡みで強烈なバックグラウンドを持っていんですね。
綾小路に対して一瞬ではあるが憎悪の感情を覗かせたことから、何か秘密を持っている可能性が高いと思います。本人は隠してますがボクっ子です。
宝仙和臣

1年Dクラスの生徒。クラスのリーダー的な存在。龍園と同じようなやり方でクラスを支配しているが、ポイントを巻き上げたりはしていないようです。
あくまでルールを作り、従わせているだけ。今回は七瀬、天沢とともに綾小路を退学させようとしたが、綾小路に看破され失敗してしまいました。
龍園とは違ってガチで性格悪そうなキャラクター。
八神拓也

1年Bクラスの生徒。
クラスのリーダー的存在ではないが成績優秀でコミュ力も高い礼儀正しい生徒。堀北や櫛田と同じ中学出身らしいですね。
堀北は後輩のことなんて覚えてなかったけど、櫛田は覚えているようなので、とりあえずホワイトルームからの刺客ではないと思われる。
天沢一夏

1年Aクラスの生徒。
宝仙、七瀬とともに綾小路を退学させる裏の特別試験を知らされた1人。宝仙らと協力して退学させようとしたが、結局綾小路に看破され失敗しました。
学力は高いが社交性は低く、友達は少ないようです。態度がとても自然なことからホワイトルーム生である可能性は低いが、断定はできませんね。
椿桜子

1年Cクラスの生徒。
今回の特別試験が始まって約1週間経つ時点でまだペアはいなかった。学力はC-なので決して低くはないが、社交性がないためペアが見つからなかったらしい。
偶然見かけた綾小路に宇都宮とともに声をかけ、ペアになってくれないか打診。結局綾小路とペアを組むことはできなかったが、僕個人としては今回登場した1年生の中で一番ホワイトルーム生の可能性が高いと怪しんでます。
見た感じ普通の高校1年生の女の子という感じですが、ホワイトルーム生は高校入学前に、高校生として自然に振る舞えるように特別なカリキュラムを修了しているようなのでそれは判断材料にはならないですね。
OAAの評価も低めで突出した得意・不得意もないのが綾小路っぽくてめちゃくちゃ怪しい。
操作したんじゃないかって思ってしまいますね。
宇都宮陸

1年Cクラスの生徒。
椿のペアを探すために協力していた。綾小路に声をかけ、ペアになってくれないか打診。この時点で宇都宮はペアを作っていたため、ホワイトルーム生である可能性は相対的に低いです。
しかし、やはり断定はできません。
よう実2年生編第1巻 感想

さて、ネタバレは終わりでここからは僕の個人的な感想コーナーです。
今回も面白い展開になりましたね。
1年生の登場と、綾小路の本気出すアピールと、堀北の生徒会進出と、色々面白いお話でした。
今回は新入生の中にホワイトルームからの刺客が紛れているということで、小説を読みながら誰がホワイトルームからの刺客なんだろうなーと思っていました。
読んでるときは七瀬がすごく怪しいと思っていましたが、これは多分作者によるミスリードですよね。
七瀬がホワイトルームからの刺客だと思わせて、実はこいつだった!みたいな。
そこで、改めて考えてみると、やっぱり個人的には椿が怪しいと思っています。
まず宝仙と八神は中学校に通っていたことがほぼ確定しているので除外します。それでも100%ではありませんが。
そうなると、残るのは天沢、七瀬、椿、宇都宮ですね。
七瀬はすごく怪しいと思いながら読んでいましたが、綾小路を退学させるための裏の特別試験に参加しているということでホワイトルームからの刺客である可能性はかなり低くなりました。
綾小路を退学させれば2000万プライベートポイントを貰えるわけですが、ホワイトルーム生にとっては高度育成高等学校でのポイントなんか必要ないですよね。ミッションは1つ。綾小路を退学させることです。見返りなんて求めないし必要ない。
だから七瀬と天沢は除外してもいいと思います。(やはり、それでも可能性は0にはなりませんが)
ここまでくると、残るのが椿と宇都宮になります。
2人ともCクラスで、今回綾小路が絡む機会が最もなかったクラスです。
そしてこの2人を比較したとき、やはり椿の方がホワイトルーム生である可能性が高いです。
理由は3つ。
- OAAによる評価がバランスよく平凡
- 学力C-なのに1週間経ってもペアを組んでいなかった
- 機転思考力高め
まず1つ目ですが、宇都宮は身体能力がかなり高かったり社会貢献性が結構低かったりとOAAの評価に差があります。得意・不得意がハッキリしている印象。
一方で椿は全ての項目がD+~C-と安定して平凡です。
綾小路に自分の存在を悟られないようにするなら目立たないことが重要です。事実、月城はホワイトルーム生に目立つなと忠告していました。そう考えれば椿の成績はとても理にかなっていますね。
次に2つ目ですが、綾小路も指摘していたように椿は学力C-なのに試験開始から1週間経ってもペアを組んでいませんでした。
1年生が有利なこの試験で、学力C-ならちょっとは2年生が寄ってくるはずです。でも椿はペアを組んでいませんでした。これは綾小路と組む可能性を考えていたのではないかと考えると納得できますよね。
そして最後の理由ですが、椿の機転思考力はわりと高めかなと思いました。
OAAの評価ではD+(38)となっていますが、椿がまだペアを組んでない理由を綾小路に問われた時も毅然とした態度で対応していました。
機転思考力C(51)の宇都宮よりも良い対応ができていたと思うので、少なくとも機転思考力に関しては正しい評価がされていないのかなと思います。
もちろん、七瀬や天沢がホワイトルーム生の可能性もありますし、もしくはまだ登場していないという可能性だってあります。
ぜひ皆さんの予想をコメント欄で教えてください。
まとめ

ではそろそろまとめに入ろうと思います。
長々とよう実2年生1巻のネタバレと個人的な感想を書いてきましたが、ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか。
綾小路が1年生に狙われるも逆転勝利、もちろん堀北にも試験で勝つが、結局ホワイトルームからの刺客は判明せず。
書き忘れていましたが、今回の話で新しい情報も少しありましたね。
- 今年の1年生は学校の特殊な規則について色々聞かされている
- クラスポイントは800からスタート
- 暴力事件は去年ほど問題にはならない
これらの考察等についてはまた別の記事でまとめたいと思います。
2巻の感想ネタバレ記事はこちら
ではまた。
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